東京工業大学 大学院理工学研究科化学専攻 榎・木口研究室
研究室の紹介Laboratories
物質を薄膜、ワイヤー、微粒子と次元性を下げて微細化していくと,もとの物質では想像も出来ないような新しい性質を示すようになります。また,人工的に原子・分子や小さな結晶のかけらを組み合わせて様々な並び方の集合体を作ると,分子・原子がお互いに協力し合い新しい性質を示すことがあります。最近,新聞の科学欄をにぎわす “ナノテクノロジー”といわれる未来技術においても,『ナノメートル(1 nm=10-9 m)サイズに微小化』,原子・分子の『新しい組み合わせと並び方』によって生まれる物質の新しい性質が重要になっています。私たちの研究室では単分子,単分子膜から分子集合体まで,新しい物質のもつ興味深い性質を,さまざまな物理的・化学的手法を使って調べています。