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東京理科大学 理工学部・応用生物科学科 大谷研究室(腫瘍生物学分野)

研究室の紹介Laboratories

私たちの研究テーマ:発がんのしくみを探り予防法を開発する。
近年、我が国では2人に1人が、がんに罹患することが統計学的に示されています。
そのため、発がんの仕組みを十分に理解し、予防法・治療法を開発することは非常に重要です。
私たちは、がん細胞周囲に存在しがん細胞を育てやすくするがん微小環境と呼ばれる細胞群や生体内物質の変化に着目して研究しています。特に、組織微小環境を構成する線維芽細胞で細胞老化にともなうSASP(senescence-associated secretory phenotype)という現象が生じ、発がん促進的ながん微小環境に変化する現象に注目しています。最近増加している肥満にともなう肝臓がんや、加齢にともなう高齢がんを主な疾患モデルとして、遺伝子改変マウスを用いた個体レベルの実験ならびに分子細胞生物学的アプローチを用いて、効果的な発がん予防法の開発を目指しています。

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