センター試験でありがちな失敗談まとめ
Column
センター試験でありがちな失敗談まとめ
例年行われているセンター試験。
試験後の失敗談やトラブルは毎年のように受験生から聞こえてきます。
あなたがもしトラブルに陥っても冷静に対応できるように、先輩の失敗談を参考にしてセンター試験本番に備えましょう。
voice.1:
試験本番、休憩時間に勉強する予定だった試験対策ノートや参考書を忘れた
「そんなことあるの?」と驚かれる方も多いかもしれませんが、これは実際にあった話です。
慣れない試験会場までの道のり・乗り慣れない交通手段、試験前日の独特の緊張感…。
どんなに持ち物チェックをしているつもりでも、忘れ物はしてしまいます。
事前の対策としては、紙に持ち物チェックリストを作成しておき、前日の夜に一つずつカバンに入れながら確認しておくと、忘れ物を確実に減らせますよ。
voice.2:
参考書をたくさん持って行ったが、重いだけで役に立たなかった
要点だけをまとめた参考書を持っていくべきだった…。
これは一つ目と逆パターンです。試験当日、試験が始まる直前まで復習をしようと意気込んでたくさんの参考書を持って行ったのはいいですが、どこから読んだらいいのか迷っているうちに時間だけが過ぎてしまうパターンです。結局荷物が重いだけでほとんど役に立ちません。
それに、試験当日では覚えることよりも、試験に集中することのほうが大切です。
受験生のなかには、前日までは必死に勉強するけど、「当日はリラックスするために参考書を持っていかない」という人もいるそうです。
「そこまでするのは不安だ」という人は、要点のみまとめられている軽い参考書を持っていくことをおすすめします。
voice.3:
英語のリスニングで、聞き取れなかった文章に固執し、その後を聞き逃した
英語のリスニングで聞き取れずに「焦った」という話はセンター受験者の声としてよく聞きます。
例年のパターンにはないリスニングの試験もありました。たとえ耳慣れない単語が出てきたとしてもそれに固執するのではなく、なるべく平常心を保ったまま他の部分を聞き逃さないよう集中して取り組むことが大切です。
文章全体が把握できなくても要点を押さえて聞き取れていれば、断片的でも設問に答えることは十分可能です。
当日は緊張してしまい、会場の空気に慣れていなければリスニングも聞き逃しやすいです。
模擬試験を通してしっかり練習を重ねておくのが良いでしょう。
voice.4:
問題をたくさん解くことに集中しすぎて、答え合わせ後の復習を怠っていた
これは直前というよりは、長い試験勉強の間に解決しておくべき問題です。
たしかに「問題を解くこと」に楽しさを覚えてしまい、肝心の「なぜ間違ったのか」までを深く考えずに学習してしまうことがよくあります。
これでは解ける問題しか解いていないので弱点の補強ができず、せっかくの勉強時間を何のために確保しているのかわかりません。
自分が解けなかった問題、苦手な問題を克服してこそ学力は伸び、得点力はアップします。
問題は解くだけではなく、わからなかった問題は解説をじっくりと読み、理解することが大切ですよ。
では、これらの失敗を減らすためには、どういったことを心がけるのが良いのでしょうか?
今回は3つのポイントに絞ってお伝えします。
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1 緊張するのは当たり前だと思う
受験生のみなさんはセンター試験そのものが未知の体験になります。
そのため、受験するということだけでも緊張するのは当たり前なのです。
「みんな同じように緊張しているんだ」と思えば、少しは気が楽になりますよ。 -
2 失敗しても慌てない
「問題を解いているときにうっかりミスが発覚した」、「試験会場に向かっている時にちょっとしたハプニングに見舞われた」ということがあるかもしれません。
ですが、そこで必要以上に慌てることはありません。
本試験では「いつもと違うこと」が起きやすい場だと、はじめから認識しておきましょう。
そうすれば、多少のことには動じず、あなた本来の力を発揮することができるでしょう。 -
3 当日の持ち物チェックは入念に
先ほどの例でも紹介したように、当日必要なものはうっかり忘れがちです。
試験以外のところで未然に防げるミスは先手を打って対策し、試験に集中できる環境づくりを自ら築き上げておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
先輩たちの声を参考にできたことで、大きな失敗は未然に防ぐことができるかもしれません。
もし小さな失敗やトラブルに見舞われても、こうした失敗談を知っているのといないのとでは心の余裕に大きな差が生まれます。
頭の片隅にでも入れておけば、いざというときに安心できますよ。
試験直前にまたこの記事のことを思い出して、志望校合格に向けてみなさん本来の力を発揮できるよう平常心で本試験に備えましょう!