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通学時間の有効な活用方法

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通学時間の有効な活用方法

みなさんは通学時間の使い方を意識して考えたことがありますか? 自転車通学の人、公共交通機関を使っている人、通学が短時間で済む人、長時間かかる人、さまざまな条件の人がいると思います。 そんな通学にかかっている時間を、意識的に捉え直してみることで、惰性で過ごしていた時間が貴重な時間であったことに気付けるようになり、自分のための時間として有効活用しようという気持ちになります。

スマホアプリで遊んでませんか?

通学時間の電車は退屈で苦痛だから、それをやり過ごすための時間の使い方をしていませんか? 特にスマホアプリはスキマ時間を潰すのには最適のツールです。しかし、毎日アプリをしているのはもったいないと感じている人もいるかもしれません。 「またアプリで無駄な時間を使ってしまった」「SNSを見ていたら駅に着いてしまった」と、あなたが後悔しているのなら、通学時間の使い方を変えるチャンスです。 スマホを使うのは構いませんが、ゲームをしたりSNSをチェックするのではなく、世の中で起きていることをニュースでチェックしたり、単語の暗記やリスニングをしたり、前回の授業で習った教科の復習をするのもいいでしょう。 スマホを触っていても誘惑されない自信がある方は、スマホでできる学習アプリなどを使って一問一答などに取り組むのもおすすめです。

スケジュールを立てる

通学中に一日のスケジュールを組み立てる時間の使い方もおすすめです。例えば今日やるべきことがある場合はそれを頭の中で反芻し、優先順位をつけ、忘れそうであれば紙のメモ、もしくはスマホのアプリなどに記録しておきましょう。 学生さんでToDoリストを使っている人がどれくらいいるのかはわかりませんが、備忘録としてシンプルなToDoリストはとてもおすすめです。 もちろん記録をつけるのは今日の予定にとどまらず、なにかふと思いついたアイデアや、勉強に関する疑問点などなんでもOKです。 特に朝の通学時間はそうして時間を活用することで、頭もクリアになり、これからやるべきことをアウトプットしておくことで、余計な脳の容量を使わずに済み、授業中のインプットへの集中力が高まります。

時間とお金を天秤にかけてみる

自転車通学の人は、上記のような時間の使い方をするのは難しいかもしれません。ましてや長い距離を毎日朝夕走っているのであれば、それだけの時間を「通学」という時間だけで浪費していることになります。(健康にはいいですが) もし「家から30分圏内だから」という理由で、自転車通学をしている人は一度その時間の使い方を見直してみてもいいかもしれません。 もしもその通学時間を公共交通機関にお金を払うことで、「やりたいことを出来る時間」に還元できるとしたら、どうでしょうか?しかも、通学定期は学校が負担してくれます。 これまではただ「距離的に近いから」という理由で自転車通学を選んでいたかもしれませんが、もしも地下鉄や電車の駅、バス停が近いのであれば通学手段を切り替えてみることで、たとえ10分の通勤時間でも5日間で50分、20日間で2時間弱の時間になります。それだけの時間があれば、単語の暗記をする時間に当てられますし、試験前などは復習の時間にも当てられます。

なんとなく選ぶのをやめてみる

もちろん、地理的な理由でやむを得ず自転車通勤をしている人もいるかもしれませんが、地理的な理由であれば、ただぼーっとしたり、毎朝寝坊して焦ったりして通学するのではなく、その景色や風景を見て、自分が今何を感じているのか、今日一日のスケジュールをどう過ごすのか、見慣れた景色の細部をじっと見つめ直してみたり、耳を澄ましてみたりすることで、今まで気付きもしなかったことを発見するかもしれません。 それらは必ずしも、学業の成績や成果といった「報酬」に反映されるものではないでしょう。ですが、そうして意識的に過ごした時間は、確実に何かしらの「経験」として、あなたの中に残り、蓄積されていくはずです。
それは大人になって、ふとした時に思い出され、心の余裕を生んでくれるかもしれませんし、その経験から言葉や出会いが生まれるかもしれません。 私が言いたいのは、ただ「なんとなく」漫然と時間を過ごしてしまうのはもったいないということです。もちろん、たまにはぼーっとしたり、朝寝坊をして焦ったりする時間があってもいいと思います。ですが、そのことを改めて考え直してみることなく惰性で過ごしてしまっているのだとしたら、一度立ち止まって、今の自分の時間の使い方を振り返ってみることをおすすめします。

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