センター試験で大切なこと
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センター試験で大切なこと
夏が勝負!
大学受験を控えた高校三年生の皆さんは、将来の目標に向かって日々受験勉強に励んでいることでしょう。
受験生にとって8月は勝負の夏です。某有名塾のアンケートでは、難関大学に現役合格する人たちの多くは、「センター試験本番レベル模試」の得点率が8月時点で80%を超えています。
つまり、この夏がセンター試験で高得点を取るためにレベルアップを図る最大のチャンスとなります。
難関大学を目指す人もそうでない人も、夏休みをいかに過ごすかが今後の進路の分かれ目となりますので、計画性を持って有意義な夏を過ごしましょう!
過去問に取り組もう!
センター試験に出題される問題は高校1~2年生で学習する範囲が中心となっているため、高校3年生の夏には網羅しておくのが理想です。
そして、出題範囲を満遍なく理解できたら、次は過去問にひたすら取り組みましょう。
昔からセンター試験といえば「過去問」というのが通説でしたが、2010年度からは過去のセンター試験の内容や個別の大学入試で使用された問題の素材を再利用する取り組みが行われています。まったくの同一形式で問題が出るわけではないですが、出題される分野や問題のコンセプトなど、似た傾向を探ることができ、見覚えがあるとそれだけ問題が解きやすくなります。
なので、過去問は最低でも10年は遡って勉強することが推奨されます。
また、過去問と似たようなマークシート方式で出題されている教材などがありますが、それらに取り組むよりも実際のセンター試験で出題された過去問を解くほうが有意義です。
というのも、センター試験の問題と一般のセンター試験を真似た問題集とでは、問題の質に差がありますし、実際のセンター試験の問題に感覚的に慣れるという意味でも、一般の問題集はその妨げとなってしまいます。
センター試験の勉強方法は、過去問に取り組み、そこから判明した弱点を克服するという形で取り組むのが、高得点を狙う上で効率の良い方法と言えます。
規則正しい生活!
センター試験対策のための学習はたしかに大切ですが、忘れてはいけないのが生活リズムの管理です。
夏休みなどは特に昼夜逆転してしまい、夜遅くから勉強を始めて朝眠るなど不規則な生活リズムを作ってしまいがちです。
そして長い夏休みが明けると、またもとの規則正しい生活を送らなければならず、それまでの正しい習慣を元に戻すのは意外にも難しいですし、余計な疲れが溜まります。
そのため、夏休みの間から日中に勉強を取り組めるような規則正しいスケジュールを組んでおきましょう。
もし日中の勉強時間に眠くなった場合は無理をせず、15~30分程度の仮眠を取ることも大切です。これは実際に大学受験合格者の声によく聞かれることですが、勉強中に眠くなると、無理をせず仮眠をとったほうが、勉強の効率がよかったそうです。
まとめ
いかがでしたか?
「夏が勝負であること」「過去問に取り組むこと」「規則正しい生活」。
この時期に知っておくべき、センター試験で大切なことをこの3つのポイントに絞ってご紹介しました。
模試の判定であまり思わしくない成績の人でも、これから計画的に勉強をすればまだまだ挽回できますので、焦らず地道にコツコツと学習を積み重ねていきましょう!