入試直前・直後にやっておくべきこと
Column
入試直前・直後にやっておくべきこと
インターネット上には今回のテーマに関しての情報が溢れていますが、その量が膨大すぎて混乱してしまっている学生さんも多いのではないでしょうか?
今回紹介するのは入試直前と直後にやっておくべきことを3つずつに絞って紹介しています。勉強面だけではない耳寄り情報や、意外と見落とされがちな点を紹介していますので、最後まで必読です。
―直前―
試験時間を意識したアウトプット
入試直前の勉強は過去問を中心に行うことはよく知られていますが、ここで重要なのはインプットよりもアウトプットの時間に比重を置くということです。
追い込みの時期は、知識をため込むよりは蓄えた知識をアウトプットして、記憶に定着させることが優先されます。
そして、間違えた問題や解けなかった問題の答えをしっかりと確認し、問題点を明確にして再度同じ問題を解いてみましょう。「答えを見たんだから…」と思っていても、しっかり確認していないと同じ問題であっても解けないことは多いものです。
また試験には時間制限があります。「この問題は何分で解こう」と決めてから取り組む習慣をつけておくことは、本番を想定した対策になります。
ちなみにインプットはスキマ時間を有効活用し、単語などを暗記する時間に充てる程度にとどめておくのがいいでしょう。この時期から新たなことに取り組み始めるのは、あまりおすすめできません。下手をすると自信の喪失につながるからです。
なので、基礎と過去問を中心に手堅い勉強を心掛けましょう。
持ち物チェック(服装・防寒対策)
入試対策ばかりに気が回って、持ち物チェックが疎かになっていませんか?
試験当日に持っていくものは、あらかじめリスト化するなどして、前日の夜にしっかりとチェックしておきましょう。また体調管理も忘れてはいけません。試験の時期は寒い季節となります。ベストコンディションで試験に臨むためにも、服装や防寒対策も前もって考えておきましょう。
もしものときのために「トイレの場所を事前にチェックするのを忘れない」など、当日の流れをシュミレーションして、必要なことがないか事前に考えておくのも有効です。
努力してきた自分を信じて
受験前日の夜は睡眠をしっかりとりましょう。
なかなか眠れないからといって、スマホを触りだすのはNG。翌日の試験に響いてしまいます。
たとえ寝付けなくても、部屋の明かりを消して目を閉じているだけでも疲労回復の効果があると科学的にも証明されています。いろいろな不安が頭をよぎるとは思いますが、あなたはしっかり努力してきました。あとはなるようになります。努力してきた自分を信じて、翌日の試験に備えて早めに睡眠をとりましょう。
―直後―
果報は寝て待て
試験終了後、開放感と不安の入り混じった気持ちから、同じく試験を終えた友達を誘ってどこかに出かけたりしたくなるものだと思います。
ですが、試験が終わった当日は真っ直ぐ家に帰ることをおすすめします。
やり遂げた気持ちから遊びたくなる気持ちもわかりますが、体は意外と疲れが溜まっているもの。その日は家に帰って自宅でゆっくり過ごして、遊ぶ楽しみは後日にとっておきましょう。
自己採点をしよう
ようやく本命のセンター試験を終えて、その結果が出るまでにはまだしばらく時間がかかります。試験の結果が出るまでソワソワ落ち着かない日々を過ごすことにならないためにも、マークシートだけでなく問題用紙のほうにも自分の答えを書き込んでおきましょう。
そうすれば自己採点ができるので、自分がどの程度解答することができたのかを知ることができます。
勉強する習慣を維持しよう
試験終了後、ようやく本命の大学試験も終わり、しばらくはゆっくり羽を伸ばして好きなことに没頭したい…。
もちろんそれは大いに結構ですが、せっかく身に付けてきた「勉強する習慣」だけは継続することをおすすめします。
かつての先輩たちからよく聞かれるのは、「試験後、怠けすぎた」という声です。試験が終わってすっかり気を抜きすぎたために、勉強する習慣がなくなって、せっかく志望した大学に合格できたのに、入学してから「授業についていけない!」ということにもなりかねません。
「受験期間と同じだけの時間勉強しろ!」とは言いませんが、せっかく勉強する習慣が身についたのですから1日30分でも勉強時間に充てる習慣だけは継続しておく。そうすることで、大学に進学したときに自分自身がとてもスムーズに心に余裕を持って大学生活に入っていけますよ。
まとめ
上記に書いた入試直前・直後にやっておくべきことはほんの一部です。
あまりたくさんのことを書いても、ただでさえ興奮と不安を抱えている受験生のみなさんを落ち着かない気分にさせてしまいます。
ですから今回は、入試直前直後に本当に必要だと思われる情報だけを厳選しました。
受験生のみなさんの参考に少しでもなればと思います。