理系と文系の違いや文理選択のポイント
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理系と文系の違いや文理選択のポイント
【文理選択の重要性】
文理選択は、高校2年生からの勉強する方向性を決める重要な選択です。
大学や就職にも大きく関わる可能性が高く、その後の人生を大きく左右します。
文理選択を間違えても後から変更できるんでしょ?と考えている方もいるかもしれませんが、2019年度から新教育課程の先行実施がはじまるため、数学と理科の内容が変わり、学習内容も増えます。
そのため、コース変更をしたいと思っても、学習が追いつくまでの難易度がかなり高くなっています。
安易な考えで文理選択を行うと後に引けなくなり後悔しますので、先輩や先生など周囲の人に相談し、しっかり情報収集してか理系文系のどちらに進むか選択しましょう。
【文理選択のポイント】
文理選択のうえで重要なポイントは下記の3点です。
1.将来の目標や就きたい職業から選ぶ
2.大学や研究室で学びたい学問から選ぶ
3.自分の趣味や興味のあることから選ぶ
「将来やりたいことが見つからない」
「数学・理科が苦手だから文系」
「国語・社会が苦手だから理系」
苦手科目を気にして消去法で文理選択をするのはリスクがあります。やりたいことが明確で文系か理系かを決めている方は問題ないですが、
苦手なものを避けて文理選択をすると後で後悔することが多いです。
「できる」と「やりたい」では大きく違います。
「できるからやる」ではモチベーションは続きません。
途中で難しい分野で躓いた場合、挫折を味わいます。
「やりたいからやる」では、能動的に行動ができるので、困難な場面に遭遇しても勉強が続きます。知識の吸収力で考えても後者が良いのは明らかです。
より充実した人生を生きていくためにも自分の将来やりたいことや将来の目標、楽しいと思うことから文理選択をしましょう。
まだやりたいことが見つからないという方は、いろんな研究室を調べ、やりたい仕事、学びたい分野を探すのも1つの手です。
【「文系」と「理系」の違い】
文系とは、一般的には経済学、人文学、教育学、法学、外国語など文学を学ぶ分野です。
理系とは、一般的には医学、薬学、農学、工学など理学を学ぶ分野です。
文系のメリット
理系と比べて実験や研究が少ないので自由な時間を作れる
学費が安い
コミュニケーション能力が磨かれる
理系のメリット
専門性の高い知識をつけることができる
理系職業以外にも文系が選びやすい職業にも就ける
専門職への就職が強い
文系と理系どっちが就職に有利なの?
就職には理系が有利ということをよく耳にしますが、重要なのは主体的に行動できるかどうかです。
社会に必要な力は、主体的に行動できる能力と問題解決能力が問われます。
会社での立場で考えると、会社の利益になる人材が欲しいのです。
文系理系問わず「何を学んだか」ではなく「どう学んだか」が重要になります。
そのため、文理選択は自分が苦も無く試行錯誤しながら一所懸命学べるような分野や仕事から選ぶことをオススメします。
【まとめ】
文理選択は高校・大学生活以外にも将来に関わるとても重要な選択です。
「仲の良い友達がいるから文系に行こう」とか「数学の点数の方が高いから理系に行こう」と短絡的な理由ではなく、大学、研究室、先輩、先生などいろんなものに触れて将来自分のやりたいことを見つけて、失敗しない文理選択をしましょう。
高校2年生の段階でやりたいことというのは難しいかもしれませんが、あとで自分の選択に後悔しないようしっかり情報収集することが重要です。