入試の種類と受験スケジュール
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入試の種類と受験スケジュール
受験する大学を決めたら、次は入試の種類をチェックしましょう!
入試の種類は「一般入試」「センター試験利用入試」「推薦入試」「AO入試」の4種類に分けられます。
それぞれのポイントを確認して、自分に合う入試方法を選びましょう。
一般入試
「一般入試」は、もっとも一般的な入試形態になります。願書を提出した大学の指定する試験会場に集まって「学力試験」が実施され、その結果をもとに合否を判定します。
理系か文系かによって受験科目に違いはありますが、基本的に国語・数学・英語といった主要科目を中心に筆記試験・マークシート試験が実施され、合否判定が決まります。
私立大学の一般入試は、国公立大学の入試と異なり、志望する大学の試験日が重なっていない場合は、何校でも受験することができます。
センター試験利用入試
「センター利用」と省略されることも多い、センター試験利用入試。、毎年一月中旬に、全国で一斉に試験が行われます。
一度センター試験を受けておくことで、その結果を使って複数の大学に出願することができます。
センター利用には主に、センター試験の結果のみから合否を判定する「単独型」と、センター試験の結果とはまた別に大学毎の個別学力試験を実施して、両方の結果から合否を判定する「併用型」の二つがあります。
また、国公立大学では「推薦入試」や、「AO入試」にセンター試験の結果を取り入れている大学もありますので、志望する大学の入試条件はしっかり確認しておきましょう。
※センター試験出願は9月~10月
推薦入試
高校時代の通知表などの成績や、学業以外での取り組みなどの実績を評価されるのが推薦入試になります。
一般入試よりも早い時期に試験が行われ、合否結果も早めに公表されます。
また、推薦入試には全国の高校生が受けられる「公募制(公募推薦)」や、大学側が指定した高校の生徒だけが受けられる「指定校制(指定校推薦)」、さらには高校の推薦がなくても自由に応募できる「自己推薦」の三つの入試方法があります。
近年の私立大学では、公式サイトの応募フォームから願書を提出できる、「インターネット出願(Web出願)」を利用できるところも増えており、願書を紙で取り寄せて郵送する手間を省くことができますの、導入されている大学を受験する場合にはWeb出願を活用するのが良いでしょう。
国公立大学⇒11月~
私立大学 ⇒10月~
AO入試
「AO入試」とは、「アドミッション・ポリシー」の略で、各々の大学が求める人物像に合った人材を採用する試験になります。
「大学が求める人物像」というのは、大学によって異なり、「主体性があるか」「意欲があるか」といった抽象的な選考基準の大学もあれば、「○○の資格を持っている」「○○の経験がある」といった具体的な選考基準を設けている大学もあります。
原則として学科試験は行わず、書類審査や課題論文などを選考材料にしており、面接や面談が複数回行われるAO入試が一般的です。
AO入試は、選考期間が長期にわたって行われますので、自分が志望する大学・学部学科のことをよく調べ、大学の方針と自分の目標が同じ方向を向いているか?などをインターネットで調べたり資料請求したりして見極め、具体的な言葉で表現できるように準備しておくことが大切です。
以上、国公立大学と私立大学の入試の種類について簡単にまとめてご紹介しました。
入試試験の種類について大体の感覚はつかめましたか?
入試制度が同じ名前でも、志望する大学によってその試験制度や採用方法も細かい部分では異なってきますので、詳細は自分の志望する大学のホームページや資料を参考にしましょう。